【映画】アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場

 

アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(字幕版)

アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(字幕版)

  • 発売日: 2019/11/08
  • メディア: Prime Video
 

 映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』を観た。

フィンランド産のミリタリーアクション映画。英雄なき戦場ということで、第2次世界大戦でソ連に占領された地域を奪還するために、ナチスドイツと同盟を結び、ソ連領に進行する。しかし、戦線は膠着して、フィンランド側は撤退するという展開に。最後にはソ連と和平を結び、どっちが勝ったとかなく静かに戦争終結を迎える。

フィンランド産ということだが、フィンランドらしさはどこにあったのだろうか?軍隊の雰囲気もハリウッドで構築された現代軍隊の様相を真似しているだけのような気がする。第2次世界大戦とかは、もっと訓練されていない軍人が多く、カオスな状態で、規律を前面に押し出すのとは違うイメージだ。フィンランドが創ったというのは、テーマだけかもしれない。冬戦争という名がついた戦争。それ以外に、フィンランドが創ったというのはかんじなかった。だが、ハリウッド的な戦争映画に似ている分、観ていて受け入れやすい内容となっていた。観ていて安心する作りになっている。メリットであり、デメリットだろう。

ハリウッド的な映画を真似ることは各国で流行っているが、日本の映画どうだろうか?日本は独自路線を走らざるを得ないので、日本映画に不満がかなり残ってしまう。ヒットするのは、特撮ものか、青春映画ばかり……。日本も世界の映画のレベルに追いつくことがあるのだろうか?焦燥感に駆られてしまった。

ミリタリーアクションとしては、傑作とは言い難いが、それなりに楽しいと感じる部分もあった。フィンランド産という目新しさもあるので、興味がある人はかなり魅せられるかもしれない。