巨大イノシシに追いかけられて

映画『BOAR ボア』を見た。ゲオ先行レンタルの作品。

巨大イノシシに人間が襲われるというスリラー。モンスターに追いかけられる似たような作品は数多いけれども、巨大イノシシに追いかけられるというのはまだ見たことがなかった。

巨大イノシシに遭遇するとどうする?やはり、君主危うきに近づかずという諺がある通りに、野生の動物に遭遇すると、逃げるのが一番なような気がする。イノシシから逃げるには、ジグザクにステップを踏みながら、逃走するのがいいと聞いたことがある。

巨大イノシシと戦わないといけない状況もある。大切な人が襲われたらだ。この巨大イノシシに銃は通用するのか?作中では、弾丸を受けても、平然とする姿があった。この手の映画では、やはり銃は通じない?なのに、なぜナイフで戦いを挑むのか?いくらアメリカのタフガイといえ無謀すぎるだろう。結局は、やられてしまったような感じだった。

ラストになると、様相が一変する。巨大イノシシに体当たりした車があった。それで、弱ったイノシシに対して、ショットガンを打ち放つ。巨大イノシシの命運は尽きてしまった。襲われて命を絶ったと思ったタフガイもなぜか生還して、軽口を叩いていた。銃も通用するし、車の体当たりで大ダメージの巨大イノシシ。そこまで見ていたイメージが完全に崩壊した。それならば、あんなに被害が出るとは考えにくい……。想像を絶するモンスターか、既存の知識が通用する巨大な野生動物か、設定を統一してほしかった。

巨大モンスター。これからの異常気象が動物に与える影響で、実際に現れるかもしれない。と、純粋に考えすぎても仕方がないか。巨大モンスターものは数あれど、一種の独特さはあった作品だと思った。

興味がある人は、見てみてください。