カササギ殺人事件（上）／アンソニー・ホロヴィッツ

カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)

 上巻だけ読んでみての感想は……なんじゃこれ？という感じ。一応ストーリーは一段落ついたのだが、犯人がなぜあの人物かというのが書かれていない。方法も書かれていないか。一段落ついたと思わせてから～の真相をズバッと書くということなのだろうか？

アガサクリスティーのオマージュという触れ込みだったが、俺がアガサクリスティの作品を数冊しか読んだことがなくて、あまりイメージ出来なかった。要するに、探偵がいて、理詰めで1つ1つ可能性を消していき、仮説を立てて、思いもよらぬ犯人を当てるというのがパターンなのか？何か上巻の終わり方と評判の良さが2つ重なって、そんなレベルの話ではないよと期待値がどんどん上昇していっているのだが……。うーん、期待しすぎても大丈夫な作品なのか？下巻が気になって仕方がない。下巻に進もう。