感動作になっている

映画『英国総督 最後の家』を観た。

 

英国総督 最後の家(字幕版)

英国総督 最後の家(字幕版)

 

 英国のインドに主権譲渡を巡る歴史映画。英国のインド支配が終わるという混乱の中で、多くの人間が亡くなったという悲しい現実がある。しかし、1つの感動的な恋愛が悲惨な歴史をまだ見れるストーリーとなっている。

インドとパキスタンが独立したのはいいが、なぜ英国が偉そうなのだろうか?歴史的に植民地支配というものが当時の先進国では当たり前だった。その清算をどのように果たすべきなのか?日本も植民地支配をしていた国で、いまだにこじれることが多い。英国は清算したということなのか?勝者だったから、影響力を残しつつ、独立を認めた。映画冒頭にある「歴史は勝者が書き残す」とあった。こう考えると、他の植民地を所有していた国と日本は比較できないのかもしれない。

歴史的な内容の映画。様々な事を考えさせられる。恋愛要素がいらないという人もいるかもしれないが、この映画はこれで良かったと思う。良い映画だった。