愛が地球を救う?

映画『レディ・インポッシブル・ミッション』を見た。

レディ・インポッシブル・ミッション [DVD]

レディ・インポッシブル・ミッション [DVD]

 

 暗殺者も愛に目覚めて、善人になる?う~ん、愛の力とはすごいものだ!!となるものなのだろうか?多くの人を殺めた暗殺者が第2の人生を生きることに納得ができるとは思えない。しかし、他人を傷つけることを平気でできる人とはどのような人なのか?こういう思考を持っている人は、多くの善人の世界には立ち入らないでほしい。この映画も自由というものがテーマとなっている。最近、自由が絡んでいるものがよくある。これは、自由というものが好きな人が多いのか?それとも達成できないユートピアを夢見ている人が多いのか?自由なんて、すぐになくなる。それだけは肝に銘じて置かなければならないのだろう。

タイトルもね。インポッシブル・ミッションとかになっていると、トム・クルーズ主演のミッション・インポッシブルを連想してしまい、バリバリのアクションが展開される女性版とかイメージしていたが、アクションシーンはなかった……。う~ん、ちょっと残念!!

アクションシーンがないので、個人的には評価は低い!!レンタルして来る時に気づくべきだった。

自由を求めて!!

映画『バルト・キングダム』を見た。

 

バルト・キングダム(字幕版)
 

 自由を求める姿勢が、胸に突き刺さる。交易の利益よりも自由を求める!!この考え方を持っている人間がどれくらいいるのだろうか?

日本は経済一色になっている。大企業が儲けているだけなのに、景気がよくなったと国民全体が勘違いしていないか?デフレが駄目だと散々と今の政権から聞かされているが、インフレに振れてきて、何か良いことがあったのだろうか?給与は大企業だけが増えていく一方で、大部分の国民は全くと恩恵を受けていない。大企業のおこぼれを貰う大部分の国民という構図はこのままで良いのだろうか?そして、大部分の国民は低所得に加えて、増税で苦しみ、普通と考えられる幸せを叶えようとして、ローンでがんじがらめになり、ただ惰性で生きていくという人生になってしまう。日本が経済規模を維持していくためだけに、自由を犠牲にしてよいのだろうか?大きな経済規模になったからと言っても、ほとんどの人は欲しいものもなくて、ただ単純に貯蓄しただけだったのでは?今ある幸せを維持していくためだけなら、経済規模がもう少し小さくても問題ないような気がする。中国に負けたくない?そんなことで張り合って何になるのだろうか?基本的に軍事力がない日本は、到底トップになれるわけがないのに!!増税間近の日本の行く末はどのようになるのか?

映画にはあまり関係ないことを長々と述べたが、映画自体はよくある中世ものだった。自由の指輪の話が感動的だったが、ラストがあまりにも短くて、もっともクローズアップされてほしい場面が少なすぎた。かなりいい話なのに……。ちょっと残念だったが、知らなかったことを知ることができたので、ラッキーだったのだろう。

日本の今後の行方は……

 濱嘉之著の『国境の銃弾』を読んだ。

警視庁公安部・片野坂彰 国境の銃弾 (文春文庫)

警視庁公安部・片野坂彰 国境の銃弾 (文春文庫)

 

 新シリーズとなった公安ものの警察小説。しかし、前シリーズとの差異がわからなかった。何か説明文が多くなったような気がする。それだけ、今の政治、特に外交に関して、言いたいことが沢山あったのだろう。

韓国の情勢に注視しているみたいで、韓国の現状を全く受け入れらていない様子だった。韓国の北との融和は間違っているのだろうか?韓国は北と仲良くし、中国との関係を蜜月にするか?それとも、日本と仲良くして、アメリカ側と強調していくか?その選択で、日本側とは別の思惑になっているので、韓国は批判対象なのだろう。日本は強く出るべきかどうかはわからない。日本が独自に判断して、行動するには、経済規模が大きすぎて、他国への影響もあるから、他国が黙っていないだろう。日本がもっと影響がもっと小さい国なら、誰も相手にはしないだろうな。日本ももっと小さい国になることを受け入れる?それにしては、日本政府は大企業の利益を最大限化する政策ばかり取り、世界への影響力を確保し続けるのに、必死なようだが……。

小説のストーリーは、ほとんど関係がないことばかりが展開される本作。かなり人を選ぶ作品となっている。エンターテイメント性が薄すぎるという不満が残ってしまった。このシリーズもこのような展開になるのだろう。

【読書】訣別(下)/マイクル・コナリー

 

訣別(下) (講談社文庫)

訣別(下) (講談社文庫)

 

 マイクル・コナリー著の『訣別(下)』を読み終わった。上巻を読んで、続きが気になりまくっていた下巻。でもね~。二転三転するストーリーが特徴とか評価されていて、小説を読んでいる最中に、あれ?もう、事件が解決したのだけれども続きは何があるの?とか純粋に物語を楽しむことなんて出来ない!!これから、ストーリーが逆転するのだろうとか予測してしまい、ちょっとだけ、自分の感覚に嫌気がさした作品でもある。

上巻であった2つの事件。金持ちのお爺さんの子孫探しと連続婦女暴行犯の捜査。この2つの物語が繋がるのか!!とか思っていたけども、独立した2つの物語だった。最近、伊坂幸太郎の『クジラアタマの王様』という作品を読んで、群像劇風の作風で最後に1つにまとまる形になるのというのを読んだばかりなので、そういうのを期待していた部分があったのだろう。独立した2つの物語でも全く問題がない。それぞれが同時進行している中での捜査であったりが緊迫感を生んでいた。上記したが、二転三転するのだろうという知識が植え付けられていたので、驚きはすくなかったのが悔やまれる……。これは、アガサ・クリスティの作品における犯行動機が一番濃い人物は犯人ではない。という知識といというか、読もうとする人が少ない作品なのだろう。読んでみたら、アメリカで評価されるのがすぐにわかる!!そんな作品だった。

二転三転するストーリーが売りとかある意味でネタ晴らしになっているような……。売る側ももっといいキャッチフレーズとか思いつかないものか?少し不満に思いつつもとても楽しめた作品だった。

【読書】訣別(上)/マイクル・コナリー

 

訣別(上) (講談社文庫)

訣別(上) (講談社文庫)

 

 マイクル・コナリー著の『訣別(上)』を読み終えた。この本は本屋で裏面の粗筋を読んでから、購入を決めた。海外小説も乱読しているが、マイクル・コナリーはどんな本を書いているのか?全く思い出せない。まぁ、そういう細かいことを考えずに読んだ本だった。

ハリー・ボッシュという探偵兼警察官が主人公の物語。探偵業では、金持ちのお爺さんが結婚はしていないが、息子がいるというので、その息子を探してほしいという依頼があった。同時に、警察の仕事では、連続婦女暴行犯の事案を捜査することになる。

今後は、この2つの出来事がどう繋がるかに期待している。色々と想像できる。金持ちのお爺さんの話は、息子がベトナム戦争で戦死はしているが、ここでも結婚はしていないが、息子に娘がいると。その娘が見つかった時に、連続婦女暴行犯が旦那だったとか!!無理やり引っ付けて考えただけなので、下巻ではどう物語が進んでいくかはわからない。しかし、この2つの出来事が繋がっているとは思っている。それがどういう関係か?著者紹介の文章では、二転三転するストーリーは評価が高いとあった。期待感がどんどん高まっていく!!下巻に進もう!!

余談だが、ボッシュボッシュの娘の親子関係も気になるところ。この辺りも注目したいと思っている。

【映画】キラー・エリート

 

キラー・エリート (字幕版)

キラー・エリート (字幕版)

 

 ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画。

アクションシーンは全編に渡り、コンスタントにあり、アクション好きにはたまらない内容となっている。でも、あの間抜けな仲間は必要だったのだろうか?箸休め必要だったのかもしれない。オマーン戦争に英国が介入して、陰で石油の利権を得ていたという陰謀物のストーリーだった。

よく考えたら、おかしい場面もある。暗殺者が暗殺ターゲットの子どもは見逃すというシーンだった。そんなことを気にするのなら、暗殺者になんかならないと思うのだが……。そんな意味不明なシーンがあることで、映画ストーリーに疑問が出てくる。そして、成長したその子供を暗殺指令が出ても、それを実行しないという内容になっていて、いまいち理解ができないなという感想になってしまう。何かもったいない。せっかく面白い部分もあったのに……。

不満点があったが、ジェイソン・ステイサムのカッコ良さが全編に渡り、堪能することができる映画だった。