【映画】ドクター・エクソシスト

 

 

ドクター・エクソシスト(字幕版)

ドクター・エクソシスト(字幕版)

  • 発売日: 2018/05/02
  • メディア: Prime Video
 

 映画『ドクター・エクソシスト』を観た。

他人の心の中に入れるエクソシスト。治療と称して、除霊を行う。しかし、特殊能力を持ったがために悪魔に狙われてしまう。マギーという悪魔に。マギーを退治するために憑依した少年の心の中に入って、除霊を試みた。

現代社会は、古代から続く、除霊とかの呪術が無意味なものであると民衆に理解させることから始まったといわれる。この手の映画がアメリカでコンスタントに制作されるのは何を意味しているのか?科学信奉のみでは疲れてきて、超自然的なものが望まれている結果なのだろうか?

映画は、かなりあっさりとしている。時間も短いからね。もっと盛り上がる要素があるような気がするが、何か物足らなさもある。CGで恐怖心を煽る不気味なクリーチャーとか要点は押さえてはいる。ストーリーがもっとあったら良かったのかもしれない。

 

【小説】魔術師/ジェフリー・ディーヴァー

 

魔術師 上 (文春文庫)

魔術師 上 (文春文庫)

 

 

 ジェフリー・ディーヴァー著の『魔術師』の上下巻を読んだ。

リンカーン・ライムシリーズの第5弾。アッと驚くどんでん返しが数多くあり、読者を驚嘆させる。

内容は、魔術師がイリュージョンを使い、様々な犯行を繰り返していく。ライムは、魔術とわかっていても、なかなか真相にたどり着かない。さらに、ライム自身にも危機が迫り、危うく命を落とすところだった。

マジックがテーマの本作であるが、マジックはタネを仕込んでいるから、出来るというイメージ。しかし、手錠を嵌められても、足を拘束されても、それから、容易に抜け出すことが出来たということだったが、そんなに簡単に出来るものなのだろうか?あっさりと書かれているだけで、もっと詳細に書いて欲しかった。イメージしにくい。

細かい点には不満があるが、マジックで何でもできるという前提に立って、内容を考えると、かなり面白いストーリーだった。人間の意識の捉われ方とかのマジックの基本概念とか、人間の葛藤、様々な因果関係を基にした科学推理を堪能できた。でも、作品が続いてきて、科学捜査の驚きは減ってきた。科学捜査の基本的な内容に慣れてきたからだろう。

この本だけを読んだら、マジシャンが完璧な犯罪者になれるみたいに思ってしまう。う~ん、そこまではないだろう。でも、マジックと犯罪と科学捜査がミックスするとこんなに魅力的な作品になるのか?という感じ。良質なミステリーで、このシリーズを読んで満足しない人はいないでは?と思ってしまう。まだシリーズは残っている。次の帰化に読もう。

【映画】囚われた国家

 

囚われた国家(字幕版)

囚われた国家(字幕版)

  • 発売日: 2020/08/19
  • メディア: Prime Video
 

 映画『囚われた国家』を観た。

この映画は、アメリカがエイリアンに侵攻されて、エイリアンに降伏することから始まる。エイリアンがアメリカを支配下に置き、アメリカ人を奴隷のように管理した。エイリアンに絶対服従アメリカ政府とそれに反対する反政府組織がある。反政府組織はテロを遂行して、エイリアンからの圧政に対抗する。

アメリカという大国が服従するというのは、エイリアンぐらいしかないのかもしれない。それで、エイリアンに服従する政府に対抗するのは反政府組織のテロ行為。現実の社会におけるアメリカの政策での反政府組織の在り方を再現したのだろうか?もし、これが現実に起こると何という皮肉的な結果になってしまうのだろうか。この映画をアメリカが作ったというのもある意味で、嘲笑を持って迎えられるような気もするが…。

色々と現実と対比させるのはやめて、この映画はラストが素晴らしい。アッと驚く結末が待っている。ここまで、考えられた映画はなかなかお目に掛かれない。途中までは、上記の通り、冷笑を持って、アメリカが作るのか?という内容となっているが、後半が素晴らしい。もう少し、穿った目をしないで、純粋に映画を楽しんだらよかったと思えるぐらいだ。

たしかに、何か違和感が残る映画ではあったが、面白いのには間違いない。終わりよければ全てよし。それを実感する内容だった。

【映画】ザ・イースト

 

ザ・イースト オリジナル版 (字幕版)

ザ・イースト オリジナル版 (字幕版)

  • 発売日: 2014/06/04
  • メディア: Prime Video
 

 映画『ザ・イースト』を観た。

スパイ映画。ある企業が水質汚染をしていた。それに義憤を覚える非政府組織が企業の襲撃を企てていた。そういう組織を監視する組織は女性をその組織に潜入させる。企業は襲撃されるが、その事はニュースにならなかった。潜入した女性が非政府組織に洗脳され、スパイ元を襲撃する計画が立案される。女性は非政府組織の人間とは縁を切るが、女性自身が新しい計画を立てて、汚染を広げる企業を攻撃していった。

やっぱり、目には目を出はいけないとは思う。でも、国が汚染をする企業が是正するために、何かしらの行動に移すことが少ないのが問題なのだろう。難しい問題だ。企業はあの手この手を使って、批判を封じ込めようとする。それがあまりにも狡猾なのだろう。義憤を覚える人間が出ても不思議ではない。どうすればいいのか?デモでも起こして、ニュースの賑やかしの一部になれと言うのか?やっぱり、難しい問題だ。個人的には、正義が勝つ世界がいいが、世の中そんなにクリーンでもないことも事実。こういうテーマの映画はあまり好きではないかもしれない。やっぱり、映画の世界の中だけでは、正義は必ず勝つという風になって欲しい。

スパイものの良作。色々と考えさせられる内容だけに価値があるのかもしれない。

【映画】エイリアン:ダーク・プロジェクト

 

エイリアン:ダーク・プロジェクト(字幕版)

エイリアン:ダーク・プロジェクト(字幕版)

  • 発売日: 2019/11/02
  • メディア: Prime Video
 

 映画『エイリアン:ダーク・プロジェクト』を観た。

わかりにくい映画だった。結局は、エイリアンの何かに感染した少女が、宇宙船に送られる。その意識を保つために、人間の感情を糧として、人間を拉致している。最後は、人間たちを解放して終わるが、エイリアンの大軍が地球にやってくる。

面白いかと言われれば、面白くなかった。何のため?ということが曖昧過ぎて……。もっと、わかりやすい目的がないと観ていて、つらすぎる。エイリアンなので、恐怖心を煽るような映像にもなっていない。

分かりにくいから、つまらない。SFの知識があまりないからかもしれない。う~ん、ちょっと残念な映画だった。

【小説】一人称単数/村上春樹

 

一人称単数 (文春e-book)

一人称単数 (文春e-book)

 

村上春樹著の『一人称単数』を読んだ。

村上春樹ファンに悪いが、全てにおいて古臭く感じる。村上ワールドかもしれないが、新鮮さに欠ける内容となっていた。

映画も本も何でもそうだが、本を読むなりして、「こんな面白い小説読んだよ」とか他人に面白さを伝えたくなるのは人の心情だと思う。この本を読んで、他人に伝えたいという気持ちが全く起こらない。本は一人で楽しむものかもしれないが、何かその点で不満が爆発しそうだ。

村上春樹……現日本の文芸界の重鎮。批判することは許されないのだろう。でも、一読者として、もっと新鮮さを感じる作品を書いて欲しい。昔からのファンは裏切っていないから、これはこれでいいのかも。少し不満が残る内容だった。

【映画】ディ・アフター・トゥモロー2020

映画『ディ・アフター・トゥモロー2020』を観た。

寒波に襲われて、生き残るために奮闘するという内容。有名な『ディ・アフター・トゥモロー』とは関係ない。題名だけ。

う~ん、これはかなり厳しい作品。オリジナリティもないが、大部分CGで作っているのだが、そのCGの完成度の低さに絶句してしまう。映画好きが観ると、コメディ映画としか考えられないだろう。ありえない!!